トイレの水(封水)が少なくなり異臭が!原因と対応策
トイレの中に常に溜まっている水が
いつもよりも少ない…、もしくは水が無くなってしまった…、
というトラブルには注意が必要です。
あの水は、封水(ふうすい)と呼ばれ、
排水管から嫌な臭気や害虫(!)などが逆流してくるのを防ぐために
溜められているんですよ。
我が家でも先日、やけに封水が少なくなっている事がありました。
玄関先でなにやら作業をされている方がいたので、
(水道設備の点検かなにか?)それの影響かな?と思いつつ、
トラブルでない事を祈っているこの頃です。
封水がなくなってしまう4つの原因
サイフォン作用によるもの
勢い良く水が流れて排水される際に、
サイフォンの原理(灯油ポンプを使って高いところから
低いところへ灯油や水を注ぐのと同じ原理です)
によって封水までが一緒に排水されてしまうために起こります。
毛細管現象によるもの
排水管のトラップの部分などに、ティッシュペーパーなどが
詰まってしまい徐々に水がティッシュペーパーの細かい繊維を
通って吸いだされてしまうために起こります。
蒸発によるもの
長い間使われないまま放置されていると、
封水も蒸発してなくなってしまいます。
気圧差による吸引/押出し作用によるもの
上階や近くのトイレが水を流した際に、
排水管の中に負圧が発生し、排水管を通じて
他のトイレの封水を吸引してしまうために起こります。
逆に正圧により、水が押し出され跳ね出る事もあります。
封水の水位が安定しないなと思ったら…
便器や排水管の破損などでない限り、
再度水を流すとまた封水は溜りますが、
その後も頻繁に封水がなくなる、少なくなるという場合には、
すぐに水道屋さんや住宅設備業者に連絡を!
一度専門的に調べてもらってほうがよいですよ。
トイレだけでなく、お風呂場やシンクの排水溝も、
封水がしっかり溜まっているかたまのチェックをお薦めします。