水ぐらし

水にまつわる暮らしのあれこれ

水道水の色が赤茶けてる!?赤水の対処法

水道の蛇口をひねったら、
なんとなく水が赤茶けた色になっている…

上水道設備の整った日本においては、
最近では数自体は少なくはなってきているトラブルですが、
実はごく一般的に起こり得る水まわりのトラブルのひとつです。

専門的には「赤水(あかみず)」と呼びます。
本日は赤水がでた際の対処法を紹介します。

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photo by esquimo_2ooo

 

赤水の原因とは?

水道水が赤茶色に濁る原因は、
給配水管内のサビが原因であることが多いです。

特に築20年を超えるようなお宅では、
鉄の給水管が使われていることが多く、
長年の使用により管内部にサビが発生し、
水道水にその成分が混じって出てきます。

なお現在では、
塩化ビニル管などのプラスチック管が主流になっており、
赤水が起こることも少なくなっています。

配水管工事が原因のケースも

配水管工事などにより断水が実施されたあとに、
赤水が発生するケースもあります。
地域の自治体や水道局のホームページなどでは、
断水予定とともに「赤水情報」などを公開している事もあります。
急に赤水が出てきた…、という時には、
まずはこうした情報がないか確認してみるのも重要です。


赤水かな?と思ったら…

透明なコップに水道水をとり、
色を確かめてみましょう。
少しでも水の変色を感じたら飲食などには使わずに、
しばらく水を出しっ放しにしてみてください。

最初のうちの軽度な症状であれば、
出しっ放しにして少し経てば透明な水に戻るはずです。

そうして様子を見つつ、
もし赤水の症状を繰り返すようであれば、
(毎朝最初に蛇口にひねると赤水が出る…など)
給配水管内のサビが蓄積しているおそれがありますので、
専門の業者に頼んで洗浄、
あるいはパイプの取替えをしてもらうようにしてください。


赤水を飲んだらどうなる?

赤水は飲んだりしても、
ただちに健康被害に繋がることはありません。
しかし、長年、サビの成分が含まれる水を飲み続けていると、
鉄分の過剰症などの症状も引き起こされます。
赤水は頻繁に見られるようであれば、
早めに対応していただくことをおすすめします。

おわりに

色だけでなく、
なんとなくサビ臭い…
洗濯物に色がついてる…
蛇口の水の出口が変色している…
お風呂にお湯をためると底に沈殿物が感じられる…

などの症状も赤水が発生している可能性が高いです。
もし気づいたら、赤水注意報!はやめに対処してしまいましょう。