水ぐらし

水にまつわる暮らしのあれこれ

水道水が青い??そんな時の対処法

やっと水道水の冷たさが苦にならないぐらいに、
春めいてきましたね。

さて、今回も水道水のトラブルについて。
ここ最近、赤い水道水、白い水道水について紹介しましたね。

 

 

今回は青い水道水について、
その原因や対処法を紹介したいと思います。

 

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photo by sarah_browning

 

蛇口から出た水が青く見える?

実際に、水が青く色がついているようで困っている、
というようなトラブルも、
たまにお聞きすることがあります。

例えば、浴槽に溜められた水道水を見てみると、
たしかに青くみえたりします。

一体なにが原因で、水が青くなっている(見える?)
のでしょうか。


実際は無色透明のケースも

こうした場合も、白濁のケースなどと同様に、
透明コップに水道水を入れて確かめて見ると分かりやすいです。

白い紙などを後ろにかざすと、
より着色状況が分かりやすいと思います。

そうして観察してみると、
青く見えずに無色透明であるケースも実は多いんです。


水が青く見えるのは自然現象

はい、最初に断わっておくと、
そうではないケースもありますので、
ここで「なーんだ」となって読むのをやめないでくださいね!!

ということで「自然現象」ということですが、
どういうことかというと、、

そうです、海は青い。

海は青く見えますが、
海水を一杯コップにとって見てみても
青色をしているというわけではないですよね。

水は光の屈折という自然のいたずらで、
人間の目には青く見えることがあるんです。


バスタブに溜めた水は青く見えやすい

バスタブにはある程度の深さで水が溜ります。
すると、光の屈折が起こりやすい状況が生まれます。

またアイボリー色系のバスタブが多いですね。
アイボリーは青と補色関係にあるそうで、
ここでもまた青色が人間の目に届くことになりやすい
という条件が生まれます。

浴室のライトや、外からの自然光などの条件にも左右されますが、
本当に浴槽に溜めた水が青色に見えてしまうお宅もあるんですよ。

きれいと感じるか、気持ち悪いと感じるかは
人それぞれのようですが。。


銅が溶けこんでる可能性も?

さて、光の屈折によるものではないケースについても
説明しましょう。

実は給配水管で使われる銅管から、
銅が溶け出すと水は青くなります。

ただし、

肉眼で水が青く見えるほど銅が溶け出すことは
基本的にはありません。
かなり高い濃度にならないと青くは見えないからです。

なのであまり銅の溶出は心配する必要はなし。


浴槽や洗面器、タオルに青い付着物が!

とはいえ、ごく微妙に含まれる銅の成分が、
浴用石鹸や皮脂と反応して青い物質に
なって浴槽のフチ(喫水線あたり)や洗面器、
あるいはタオルなどに付着することがあります。

これを、銅石鹸と呼ぶのですが、
もしついていたら浴室用洗剤でこすって洗い落としましょう。
あまり放置しすぎると、固まってとれなくなりますよ。


まとめ

水道水が青くても気にしないでも大丈夫!
銅石鹸はこまめに落としましょう!
それでも気になる…
というぐらい青ければ専門業者さんへご連絡を!