水道水から異物が見つかった際の対処法
ここ最近は、水道水の色付きについて何度か
お送りしてきました！
今回は色ではなくて、
水道水になにか異物が入っている…という時の対処法を
ご紹介したいと思います。
黒い異物が出る場合
水道水になにやら黒い異物が混ざっている…。
そんな時は、ひとまずちょっと勇気を出して触ってみましょう。
その黒い異物が、やわらかい感触のモノの場合は、
多くの場合は蛇口のパッキンやホース内のゴムの劣化により、
ゴムが剥がれ出てくることが原因です。
水にさらされて劣化しているので、手触りはやわらかく、
手でつぶすと黒い痕が手に付きます。
水中でも、すぐに水に沈まずに漂っていることが特徴です。
解決するにはパッキンやホースの交換が必要になってきます。
水漏れなどに繋がる前に、交換作業をすることをお勧めします！
蛇口から黒くて固い異物が出る場合
もしもその異物が、ザラザラしたり固いツブの場合は、
配管内の鉄サビである可能性が高いです。
あまり使用していない古い蛇口から出ることが多いです。
その場合は、しばらく勢い良く水を出してみましょう。
水流で流してしまって、気にならなくなればよいですが、
それでも混ざる場合は配管の交換が必要です。
白い異物が出る場合
かわって、白い色をした異物の場合はどうでしょうか？
水にもあまり沈まずに漂ったりする軟らかめの白い異物の場合は、
宅内の配管をつなぐ接着剤、あるいは白色のゴム部材が
剥がれて流出したものの可能性が高いです。
こちらも、しばらく勢い良く水を出して流してしまって
気にならなくなればよいですが、それでも混ざる場合は
配管の交換が必要です。
沸かしたお湯の中に光る浮遊物がある場合
水を沸かしてお湯にしたときに、
なにかお湯のなかに光る浮遊物が浮いてるような…。
もしかしたら、ガラス製の容器でお湯を沸かしたり、
ガラス製容器にお湯を入れたりした時ではないですか？
これは、ガラスの成分であるケイ酸と水道水中のミネラル成分が
反応してキラキラ光る浮遊物を作ります。
フレークス現象と呼ぶ現象ですが、
健康への害はないので気にしないでも大丈夫です。
氷にして凍らすと白く見える場合
水を凍らして氷にすると、
氷の中央あたりが白っぽく見えて不純物が混ざっているようにも
見えますよね。
これは、水が外側から徐々に凍っていくために
溶けこんでいる空気やミネラル分が
あとから凍る中央のほうに濃縮されてゆくため、
白く見えるようになる減少なんです。
このミネラル分は氷が解けてもそのまま残りますが、
水に溶けていたものなので健康上の問題はないので、
安心して氷として使って大丈夫です。
砂や土が混ざっている場合
最後に、明らかに砂や土が水道水に混ざって出てくる
トラブルです。
これは、近くで水道管工事などが行われたあとに、
砂や土が混ざってしまう事例があります。
地元の水道局へ相談するようにしましょう。
まとめ
水道水に異物が混ざるケースは、
配管やパッキンの劣化であることが多いですので、
部品交換の必要性を知らせるサインでもあります。
たまには注意深く、水道水になにか異物がまざっていないか
確認してあげてくださいね。
