水ぐらし

水にまつわる暮らしのあれこれ

備蓄用の保存水はなぜ長持ちする?

水関連の話題をお届けしていると、
やはり災害関連に話が及ぶことが多いですね。

水害に関する排水機能まわりのことや、
災害時のトイレの問題などについて取り上げました。

 


今日は、災害に役に立つ備蓄用保存水について
取り上げたいと思います。


水の備蓄も忘れずに

もしもの災害の時、水道がストップしてしまい、
水がない…という状況に陥ることは珍しくありません。

そんな時は、すぐに近所のスーパーやコンビニの
ミネラルウォーターも底を付きます。

復旧のめどが立たない場合には、
数日すれば自治体などから給水車が派遣されてくると思いますが、
それまでの数日間、飲み水がないとかなり不便です。

もちろん水分補給は命にも関わるため、
必ず数日分の飲み水は備蓄しておくようにしましょう。

 

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備蓄用の保存水がおすすめ

備蓄する水は、水道水などを貯めておくのは、
あくまで飲用以外での使い道を想定しましょう。

普通の水道水は、数日すると痛んでしまうので、
飲み水として備蓄するのは、とても難しいものなのです。

そこで、備蓄用の水が市販されているので、
そうしたものを購入しておくようにしましょう。
ペットボトルに密閉されていて、
常備するにもとても便利です。


なぜ数年経っても飲めるの?

商品によって誤差はありますが、
備蓄用の保存水は普通5年程度はもつように出来ています。

でもなぜ、
ただの水なのにそんなに長期間にわたって長持ちするのでしょうか。

その答えは、
あらかじめ殺菌処理をきっちりと行った水を
完全密閉しているからです。

実は普通のミネラルウォーターでは、
こうした殺菌処理を行っていないものも多くあります。
すぐに飲むことを想定しているので、
必要以上の処理はされていないのです。

ですので基本的にはミネラルウォーターを
備蓄用として使わないようにしてくださいね。


おわりに

備蓄用水のメーカーでは、
保存可能期間内では品質に異常が出ないことを、
公的期間の試験で証明していることも一般的です。

安心できる備蓄用水を探して、
しっかりと備えておくようにしてくださいね♪