水ぐらし

水にまつわる暮らしのあれこれ

雨漏りの応急処置

今年はなんだか雨の多い秋のような気がしますね。
雨の日のトラブルといえば雨漏り。

雨漏りに気づいたら、
まずは洗面器かバケツでも用意してポタポタと
落ちてくる水を受けましょう。

すぐに修理屋さんが来てくれればいいですが、
自分も平日は仕事だし…日程が合うのが週末だけ、
なんてことも珍しくありません。

そんな時に応急処置的な
簡単な修理であれば自分で行うこともできます。

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photo by Barbara Walsh Photography

 

雨漏りはシーリング補修で応急処置が可能

漏れの補修はシーリング補修といって、
水が漏れ出してくるところの隙間を、
専用のシーリング材を用いて埋めるという手法で修理します。

シーリング材は、
建物の隙間を埋めるための、
ペースト状やパテ状の材料です。

建物の防水性や気密性を保つために使います。
ちなみに、シーリングとほぼ同様の意味で
コーキング」と呼ぶこともあります。


ホームセンターで手軽に買える

ホームセンターに行けば必ず置いてあるので、
店員さんに相談しながら、雨漏り補修用のシーリング材を選びましょう。

棒状・ひも状などの固形のシーリング材と、
液体やパテ状のシーリング材があります。
自分で修理する場合には、
パテ状のシーリング材を注入するタイプのものや、
スプレータイプのものが手軽に使うことができて便利です。

雨漏りしてくる隙間にシーリング材を埋め込んで、
しっかり乾かせば、雨漏りはかなり軽減できます。


様々な種類があるシーリング材

ちなみにシーリング材には、
アクリル系、シリコン系、ウレタン系などの
さまざまな種類があります。

補修する部位の素材に応じて、
適切なシーリング材を選ぶようにします。
一般的に以下のような用途になります。

  • アクリル系:サッシと壁の隙間、天井と壁の隙間、モルタル壁のひび割れなどに
  • ウレタン系:コンクリート、木材、金属目地などに
  • シリコン系:サイディング目地、木質パネル目地、アルミサッシ廻りなどに

 

あくまで応急処置です

しっかりシーリングできても、
シーリング材は時間とともに劣化してしまうため、
今後再び雨漏りを起こす可能性があります。

また、自分で処置する場合には、
屋根の上などの雨漏りしてくる大元の部分まで
しっかり補修することは、かなり難しくとっても危険。。

そのため自分で行える範囲の修理は、
あくまでも応急処置と考えてください。
根本的な修理は、
プロの業者に頼んで行うようにしてくださいね。