水ぐらし

水にまつわる暮らしのあれこれ

生ごみ粉砕「ディスポーザー」は便利?デメリットは?

えっ、ディスポーザーって?と思われる方も多いかもしれません。
日本ではほとんど普及していないディスポーザー
新築の分譲マンションなどでは、
だんだんと設置率も増えてきているようです。

 

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photo by MarkDoliner

 

ディスポーザーとは?

ディスポーザーとは、
キッチンシンクの排水口の下部にある、
生ごみ粉砕設備のこと。

キッチンで出た生ごみを排水口からそのまま流し、
回転カッター等によって粉々に粉砕して
そのまま下水道に流すことができます。

生ごみを捨てる手間がかなり軽減されるので、
最近注目を集めています。


生ごみを流して大丈夫なの?デメリットは?

粉々に粉砕するとは言え、生ごみをそのまま排水溝に
流してしまって大丈夫なの?と思われる方も多いかもしれません。

ディスポーザーが海外から日本に入ってきた60年代には、
排水設備が十分ではなかったため、
多くの自治体で使用禁止・自粛の要請が出された経緯があります。

でも現在では、排水設備や下水処理場などへの影響はないことが
様々な調査研究によって示されています。


ディスポーザーのメリット

一般の生活者にとっては、
ディスポーザーによって生ごみを捨てる手間がなくなる事が
最も大きなメリットですね。

他にもディスポーザーには大きな社会的なメリットがあります。

まずはゴミ置き場などに生ごみが出なくなると、
異臭、害虫、害鳥、疫病などのリスクが激減します。
また、生ごみをそのまま焼却処理する環境負荷を考えると、
粉砕した生ごみを下水施設で処理するほうが、
環境への負荷も少ないことが分かっています。

そうしたメリットがあるため、
現在では設置を義務付け、または推奨している自治体も
国内外で多くなっている状況です。


ディスポーザーは後付け可能?

環境にもやさしいディスポーザー

でも、今はディスポーザーの付いていないキッチンシンクだけど、
後から取り付けることはできるの?と思われる方も
多いかもしれません。

実はディスポーザーは後付けも可能。
取り付け工事は必要ですが、現在のシンクに
ディスポーザーを備えることもできるんです。


おわりに

注目度の高まっているディスポーザーですが、
まだ日本国内では普及率3%程度とのこと。
使用している人の満足度はとても高い設備という統計もあるので、
今後どんどん普及していくかもしれませんね。